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  • 理想の保護・管理を実現する緩衝材のオーダーメイド提案

    おしらせ

    大番では、スポンジ、ゴム、プラスチックなどの素材を活用し、お客様の製品を安全に搬送するための緩衝材やケースを製作しております。単に緩衝材やケースを製作するだけでなく、お客様の用途・要望に応じて、材料の選定や梱包形態の設計から対応しています。今回は、これまでに弊社がご提案してきた事例をご紹介いたします。

    【安全輸送とコスト低減を両立】指定緩衝材の採用に向けた設計検討

    協働ロボット部品の緩衝材を中国製から日本製へ変更し、箱も含めたメイド・イン・ジャパン化をご要望いただきました。従来の中国製緩衝材における品質や供給面での懸念を解消するため、まずは詳細なヒアリングを実施し、ご希望の品質、緩衝性能、数量、予算、納期を明確化しました。

    その結果、構造や耐久性を比較検討したうえで、従来使用されていたPEフォームからウレタンフォーム16Mへの変更をご提案し、採用いただきました。ウレタンはPEに比べて耐久性に劣る側面もありますが、落下試験をはじめとする各種試験を実施することで、安全に輸送できることを確認しています。このように、コスト面を考慮しながら、最適な材質や加工方法をご提案することが可能です。

    【デザインイメージの具現化提案】~展示効果を高める什器製作~

    デザイン性を具現化し、展示効果を高めた提案事例

    BtoC業界のお客様から、自社ブランドの訴求力を高めるために、デザインを形にしてほしいというご依頼をいただくことがあります。今回のお客様は、波形状をモチーフとしたデザインイメージをお持ちで、お電話でのヒアリングを通じて、その抽象的なイメージを具体的な形へと落とし込みました。

    弊社では、お客様が思い描く波形状のデザインを忠実に再現するため、詳細な設計と加工方法を丁寧に検討しました。積層構造ではなく、中空で木下地も使用せず、ポリエチレンフォームのみで立体形状を実現してほしいというご要望を受け、精密に打ち抜いたフォーム材を、寸分の狂いなく積み重ねることで、デザイン性と機能性の両立を実現しました。その結果、製品の訴求力が高まり、展示効果の向上にも大きく貢献することができました。

    【仕切りもケースも丸ごと提案】~分割収納で輸送時のリスク低減~

    精密機器であるモニターを保護しつつ、関連ツールも一緒に収納したいというご依頼をいただきました。まず、収納対象であるモニターのサイズ・形状・重量を詳細にヒアリングし、その情報をもとに、輸送時の衝撃から両者を守る専用の仕切り付き緩衝材を設計しました。

    モニター本体とは独立したツール専用の収納スペースを内部に設け、箱によって明確に分離することで、輸送中の横揺れや接触による損傷リスクを排除しています。また、モニターとツールをすっきりと整理・整頓し、取り出しやすく、安全に搬送できる構造を実現しています。このように、当社では緩衝材や仕切りの設計だけでなく、ケースそのものの製作にも対応しております。

    図面がなくてもイメージだけでOK!緩衝材・ケースに関する課題は当社にお任せください。

    ご紹介した3つの事例は、弊社の多様な提案力の一端をご覧いただけるものです。私たちは単に素材を提供するのではなく、お客様の製品特性やご要望、そして潜在的な課題に寄り添い、最適な緩衝設計と梱包形態からご提案を行っております。

    お客様ごとに異なるニーズ(品質向上、デザイン性、安全性など)に対し、これまで培ってきた知見と、スポンジ・ゴム・プラスチックといった素材の可能性を最大限に活かしながら、製品価値を守り、高めるお手伝いをしています。

    もし現在、製品の輸送や梱包に関してお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。これまでの経験と実績をもとに、最適な解決策をご提案させていただきます。